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消防団は自分たちの地域を自分たちの手で守る組織として全国各地で活動しています。
かつては、神戸市の消防団も男性が中心でしたが、最近では女性団員の参加が増えてきました。その背景には男性のサラリーマン化が進み、消防団員が昼間不在がちになることに加え社会全体の高齢化によって火災予防や救命法の普及啓発がより必要になり、在宅の女性団員による防災指導が求められたことがあげられます。
こうした流れを受けて、神戸市でも平成13年に初めて女性消防団員が採用されました。現在、その中でも、有馬支団では女性団員で「有湯ファイターズ」を結成し、防火をテーマにした新たな寸劇をはじめ様々な活動を行っています。
有馬支団は、有馬温泉で有名な有馬町の住民によって組織されています。日本三名湯の一つとして、また阪神間の奥座敷として知られる歴史ある町で、古くから住む人が多いエリアです。
女性団員全員が以前から有馬町で暮らす女性ばかりで、自分たちが育ち、暮らしている地域に少しでも役立てればという気持ちで消防団に入られました。もちろん、ポンプ操法大会など消火に必要な訓練も男性団員とともに定期的に行っています。これは有馬町では週末には宿泊客で人口が急増するため、過去の大規模なホテル火災を繰り返さないためです。
火災などの出動要請があればいつでも駆けつけができるよう備えています。また、心肺蘇生法についてもさらに研修を重ねておりますが、今後はより上級の資格を習得して住民への指導を活発に行う予定です。
この他にも、市の消防出初式、林野警戒活動、防災訓練、年末警戒活動への参加など、1年を通じて様々な活動を実施し、仕事を持つメンバーが大半なだけに時間のやりくりに追われることもありますが、皆さんは苦にされておられないようです。気心が知れていることが消防団活動においてもプラスに働きました。役割分担も自然に決まり、チームワークのよさも抜群です。消防団員の研修会などにでるうちに、自分たちが地域で行うべきことが見えてきました。
寸劇で意識啓発に一役
有馬支団の名を知らしめることになったのが、オリジナルの寸劇です。
内容はおじいさんが家で突然倒れたというお話で、救急者の呼び方、心肺蘇生法の方法など、大事なことを10分程度の劇の中に盛り込みました。もちろん台本や道具類、衣装はすべて手作り。見る人に親しみを持ってもらいながら、いざという時に備えられる、そのような劇になりました。
団員の熱演と内容の充実ぶりで高い評価をうけ、その後は心肺蘇生に効果的で、公共施設での設置が進んでいる「AED(自動体外式除細動器)」も取り入れたストーリーに発展し、さまざまな機会に上演しています。
『年に数回は女性消防団員向けに全国レベルや県レベルでの研修会があり、仲間の活躍ぶりを目にする機会もあり、いいなァーと思うことがあれば、それを参考にしてまた私たちも有馬で実践しています。』
有馬だけでなく、女性消防団員の活躍の場はますます広がっていきそうです。
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